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犬まる縫房店主のnoriです。 犬ばかが高じて、犬服なんかも作るようになり、本サイトでは販売もしています。『http://www5f.biglobe.ne.jp/~inumaru-nowbow/』 犬のこと、ショップのこと、日常なこと。 なんとなく綴っていきますのでどうぞよろしくお付き合いくださいませ。
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良男 フレンチブルドッグ 牡 10歳


私たちの愛する長男です。

今日はそんな彼の一大事をお知らせ。

ん~。ちょっと暗い話題だけど、その暗さを乗り越えて書いている次第ですので「慰めは無用!」。笑


彼のたまたまに「肥満細胞腫」という腫瘍が出来ました。

ということで、彼の玉は今3個。ぷふ。


そうですね。1cmくらいかな。

気づいたのはかなり以前です。

いろんなDr.に診ていただいてましたが

『大きくなってないなら気にしないで大丈夫じゃないかな?』

と、結構軽い診断でした。


うん。確かに。

おっきくならないんです。

でもね、ちっちゃくもならないし、悪いものでなければ別にそのままでもいいけど。

やっぱり気になって。

主治医に『細胞診してください』と、お願いしました。

 

よしくんの腫瘍は「肥満細胞腫」らしくないものなんだって。

だから診た先生が軽く見たことは仕方ないことなんだって。

ふーん。

納得いくかといえば、いきませんが。

そんなの責めたって仕方ないし、今現在よしくん元気だから寛解に向けて頑張ったほうがいいよね。


たまたまに出来た腫瘍。

簡単に考えれば

「たまたま取っちゃえば、転移してなければ終わりだよね」

なんですけど・・

よしくんの腫瘍はたまたまの付け根にあって、

腫瘍の切除は周囲3cm以上、ということで、たまのついている部分はえぐらなければなりませんね。

むーん。

でもって、

オペすることによって細胞が飛ぶと、他の部分に再発することもあるそうな。

むーん。

結局はやってみなければ分からないのですが、

外科にするか、化学療法にするか、放射線になるか・・・

はてさて。

私たちにとって何が一番大事かといえば

「寛解の可能性」は勿論。

だけど、

「よしくんが出来るだけ辛くない方法」です。


ということで、主治医の薦めもあり

日本小動物がんセンターに来週受診してきます。

発見してから今まで多分大きさにあまり変化はないはず・・・なので、

「急を要す」次第でないのだから専門医にセカンドオピニオンを受けてきたほうがよいのでは?


といってくれ、ご紹介頂きました。

 

正直、検査結果を聞いたときは

『ん~。とうとうきたか~。』と、軽く受け止めることが出来、

『あら?結構平気?自分』と思いながら

 

その夜には

号泣。


翌日は、皆で楽しくBBQ~♪だったんですけど、

自分がどんな行動とって何言ってたかもよく覚えておりません。

数日、そんなおかしい自分でしたが

まあ、あれですね。

ほら。

治る可能性もあるし、寛解している子達も見てるし。


あんまり暗くしていると、腫瘍も喜んじゃうかナーと思ったり。

 

でも、まだ腫瘍部位のお写真撮ることはできませんです。
ので、想像してください。


腫瘍部位を触りすぎると細胞が散ることがあるそうなので、会った時も腫瘍部位に無駄に触らないでくださいねー。

これも想像してください。笑


いっぱいいっぱいよしくんを触ってくれることは大歓迎なので、皆のエキスを分けてください~♪


ということで、がんばりまーす。

 

 

 

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再び。
彼のお話へ。


彼は新しい家族の下で穏やかに過ごすことになりました。

大きな黒い犬。

そんな彼はひとつめの飼い主さんのもとで習った家庭犬のマナーと天性の優しさを武器にもっともっとすばらしい犬に成長していきます。




『しつけ』というものは、

基本一緒に暮らす人がよければそれでいい。というのが私の考え。(周りを気にしないのであれば。笑)

でもね。

『捨てる』ことでなくも『不可抗力』の別れがくる可能性はどんな犬にもあり。


そしてそれは、犬という生き物が人間と共生するしかならない時代の今、

最大の武器であり、

最低限の武器。


彼のふたつめの家族は、『我が家のマナー』というものはイチから教えていけばいい、と思って多少なり覚悟はしていたそうですが、

なんとも彼はすばらしく、メールには『いい子でいい子で♪』と楽しく暮らす家族がありました。


ある日送られた写真には

知らない老年の女性の傍らにいる黒い犬。

それは、紛れもなく『彼』でした。


『セラピードッグ』として活動する彼の姿がありました。









たくさんの人に可愛がられ、

たくさんの人を励まし、

たくさんの人の支えになった彼。


そしてふたつの家族の願いであった『セラピードッグ』になった彼。


そして、そんな皆の幸せを私にも分けてくれました。



最期の日の前夜


彼はひとつめの家に帰りました。

それは


体でなく、心で。



夢のような出来事であったそうですが


確かに感じた彼の存在。


そして、彼は


ふたつめの家族の下で

旅立ちました。



彼はとても優しい犬で


彼のふたつめの家族を探すとき

『なんでこんないい子がこんな目にあうの?』

と思っていました。




だけどね。




違ったよね。


運がよかった。だけじゃない。


彼が呼んだ ひとつめの家族。

彼が呼んだ あたし。

彼が呼んだ ふたつめの家族。


全ての点が線で繋がる今、彼の運命は 彼が呼んだ運命。


全ての人が幸せになるため

彼が呼んでくれた。



たくさん教えてくれた。



たくさん愛をくれた。




『まったくもう。手がかかるんだ。人間は♪』




彼がきっと言っている。


あの優しい瞳で


あの大きな体で


あの笑顔で


きっとずっと見守っている。



ごめんね。

手がかかるんだ。人間は。


だからずっと見守っていて。



そしていつか


また




会える日を楽しみに。

















彼の話を書くつもりでした。


だけど


本日

2匹の犬が旅立ちました。


二つの家庭で


愛をたくさん抱えて




旅立ちました。





ぱっちゃん。よく頑張りました。
あなたの笑顔はいつも最高でした。

頑張って頑張って戦ったね。

かっこよかったよ。


出会えて嬉しかった。

本当にありがとう。






ガイア。あなたは本当に男前!
鋭い眼光を忘れることはできません。笑。

一生懸命、皆を守ってたね。
自分の仕事をきちんと決めて

すばらしい世帯主でした!

守り守られ、かっこいい男でした。


忘れられない男です。

本当にありがとう。



花絵ちゃん、mayumiちゃん。


最期までよく頑張りました。

かっこいい飼い主さんでしたよ。

まだ守るべきものがたくさんあるあなたたちへ。


悲しいときは泣いてください。

弱くなってください。


そして

また笑顔で犬たちに会ってやって下さい。


本当の意味で犬を愛したあなたたちが


すごく素敵です。




本当に



ありがとう。
















彼は素敵な犬でした。

しつけも入っていました。

子供も大人も全ての人間に、犬に優しい犬でした。

きれいで可愛い犬でした。


そして。


彼は大きな犬でした。

オスでした。

9歳でした。

室内犬でした。


後者の条件の中で何が一番ネックだったかといえば


これから老齢の域に入る犬ということ。

これは、新しい家族を選ぶ上でも十分覚悟してもらわなければならないことでした。

老齢の大型犬を迎えるということは


立てなくなる時期が明日来るかもしれません。

大病を患うのが明日くるかもしれません。

歩けなくなり、寝たきりになる可能性が明日くるかもしれません。



明日、呼吸が止まっていてもおかしくありません。



私が最初にしたことは

とにかく知っている人に彼のことを知ってもらうこと。

文書上の条件で、ひとまず会いたいといってくれる人を探すことです。

そして返ってくる返事には

励ましてくれる人、

どうせ無駄なのだからこのまま終わらせてしまえと諭してくれる人、

関わりたくないと正直にいってくれる人。

その他もろもろのご意見。


勿論そのまま返事のない人も。


そして

やっぱり


『若ければね~』

『小さければね~』

『メスならね~』





一番最初に返事をくれた人は、過去に私が探していたバーニーズマウンテンドッグの里親さんになってくれていた方。

『こういう人がいます。聞いてみますね。』

と前向きな姿勢で返事をくれた人。



本当に感謝しました。



だけど。



残念ながら

彼女の知り合いにはご縁がありませんでした。

丁寧にお詫びのメールを何度かくれ、こっちが申し訳ないほどに心配してくれていました。



ある日のメールに




『もしよろしければ、我が家はいかがですか?』




何度も何度もメールを見返し、

涙が止まらず号泣してしまいました。




きっときっと

ずっと考えてくれていた。


先住犬であるバーニーズは、もともと室外で暮らしていた犬で、しつけにも苦労している時期であったはず。

そんな折に言ってくれました。


バーニーズのこともずっと私に定期報告してくれていました。

残念ながら元飼い主さんとは連絡がつかなくなってしまい、決していい思いはしていないでしょうに。


彼はきっと思いを天に送ったのです。



『まだ僕にはやることがあるから。

新しい場所でまだまだ僕はやることがあるんだ。』




そして出会った。



ふたつめの家族。


そして、その新しい家族の下で


彼は



二つの家族の



願いを叶える犬になったのです。















ご無沙汰しています。

さっぱりHPもブログも更新せず・・・ごめんなさい。

犬まる縫房・・・密かに行ってはいますがなかなか更新が出来ません。ごめんなさい。

ということで、しばらく作成のほうはお休みします。

シャンプー類の購入は可能ですのでどうぞよろしくお願いします。



しばらくお休みしながらいろいろ思うところが出てきた時期でした。

良男10歳

ベン9歳

心9歳


良男が『王子様犬』で『可愛いから何でも許してしまうばか飼い主』で、

そんな飼い主に育てられる『がうがう犬』時代のころ、

がうがう犬卒業のために頑張っていたころ・・

そんな時代に知り合った大事な友人とお連れのお犬様たちも

同じように


老齢と呼ばれる時期に入ってきています。


話をすれば


『こんな症状で・・』

『どこの病院がよくて・・・』

『このサプリがよくて・・・』


年取ったね~♪笑


と話す。


生き物だから、いつか来る別れというものは。




覚悟しなければいけない。



過日、友人の犬が


亡くなりました。


14歳3ヶ月。


飼い主さんの帰りを待ち、

飼い主さんが帰ってきて


10分後。


呼吸停止。


そばにいた同居犬が宙に吠え。



辛い、寂しい、悲しい思いを抱えながら

飼い主さんが私に知らせてくれました。


『よいご縁をありがとうございました』

と、伝えてくれました。


感謝しなければならないのは私のほうで。


彼の飼い主さんは2家族いました。


彼が9歳のとき、突然彼の家族に『アレルギー』という難関が立ちはだかりました。

生まれたばかりのベイビーと、お母さんは、ひどいアレルギーの症状でした。

その原因のひとつには


『犬』


大事に大事に可愛がり、躾をして、なんの問題もない愛犬。

だけれども、

その愛犬の存在が


ベイビーの命の危険まで覚悟しなければならないほどの原因になり。


悩んで悩んでひとつの選択をするため

私と知り合いました。


間に入った友人の話を聞いたとき私の第一声は



『いい加減にしてくれ!』




既にそのときには何件か他の犬で里親探しをしていて、それがやっと決まり、胸をなでおろしていた時期でした。

里親探しというのは、


本当にきついです・・。

辛いです。


手放す理由は様々。



『仕方ない』 理由もあれば


『ふざけんな!』 な理由もあり・・・。



里親探しをすれば・・・

『無料ならもらいます~♪血統書あるんでしょ?』

『ちっちゃい犬ならいいです~。』

『子供とって売ったら儲かりますよね?』

等々・・・

返事するのも困難になるほどの問い合わせが平然と飛び交います。

勿論、そんな人は少数ではあるのですが。





犬のために、怒りたい気持ちを抑えて一生懸命言葉を選んで返事をしても

『そんな高飛車なこと言ってるならいらねーよ!』

『たかが犬だろ?』

『じゃあ、お前が引き取れ!』 ←既にうちにはやんちゃ盛りのベンを引き取ったあとですから、無理です。

『お前は金もらってんじゃねーのか!?全部自分で独り占めする気なんでしょ?』 ←勿論ありえません。

『偽善者!』


・・・

その他もろもろ、自分の存在が否定される言葉が突きつけられます。




それだけでなく・・・。

その他にもいろいろ・・・。


ほんとうに。

ほんとうに。

いろいろ・・・・。


だから、彼の話がきたとき


本当に


いやでした・・・。



ああ。

また・・

あんな思いをするのか・・・・。



だけど・・・

犬にも罪はなく。

アレルギーの出た飼い主さんにも

ベイビーにも

罪はなく・・・・。



私がどんな思いをしようとも・・・


殺されるわけでも。

苛められるわけでも。

生きていけないわけでもない。


私が我慢したら


たくさんの犬が捨てられて、殺されてる今の時代に

1匹の犬が幸せに暮らせる可能性があるのかもしれない。


それは


毎日、たくさん殺される、人間に左右された犬や猫を助けることはできなくも


私のとこに縁のあった子は


そうなるかもしれない可能性のある1匹で・・・


助けられる可能性なわけで・・・。

偽善であっても

無駄であっても



自分に出来ることがあるのなら



愛する犬のために


我慢しなさいよ!と、自分に言い聞かせ。



また、始まった


彼のための


2組目の家族探し。



これは


私にとって


これからの人生でも、


そうはない


幸せな思い。


彼からの、私への贈り物でした。



















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フレンチブル。ドーベルマン。サルーキ。と暮らす犬服やでございます。
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